大前提として講師として一番大切なのはコミュニケーション力だと思っております。
しかし、
➀コミュニケーション力が高いことをどうやって表すか?
②講師として求められるコミュニケーション力は相手を導くことが出来るコミュニケーション力
この2つの点が打ち出しをするのに難しいところだと感じます。
(就職活動をしたことがある方なら比較的考えることができるのではと思いますが、音大出身の方で就職活動をされた方は少ないのでは?と思います)
最近、RIZAPのインストラクター採用の基準は「コミュニケーション力」だとニュースで見ました。昔、私自身が受けた研修でも講師の方より「アサヒビールのスーパードライがビール市場で1位を取れなかった時、当時の社長が『とにかくコミュニケーションをお客様と取れる人を営業として採用しろ』と方針を出した結果、コミュニケーション力に重点を置いた採用活動をしたら市場1位をとれるようになった」とのエピソードを学びました。
これらのエピソードに関して規模は違いますが、音楽教育の場を見てきた私でも「その通りだな」と思います。
私も、コミュニケーション力が、皆無の状態で学生時代を過ごし(楽器とヤマハQY100が友達でしたので…)社会に出て苦労しました。
そんな私だから自信を持って言えるのは「コミュニケーションは心構え+テクニックだ」ということです。この辺に関しても妻のピアノ教室で外部講師を招いて、講師教育を企画実施しました。そのうち記載します。
コミュニケーション力のアピールは今は必要ありません。
コミュニケーション力以外でアピールポイントを探していきましょう。
ここでのポイントは業界の方が凄いと判断するポイントではなく
ピアノを習いたいと思った方が「なんとなく良いかも」「凄いかも」と思ってもらえるかどうかがポイントです。
【自分の強みの種類】 和紡考
~Type1 明らかに凄い経歴や能力~
🐽ピアノコンクール全国1位などの受賞歴
🐽絶対音感を持っていて聞いた曲を譜面がなくても弾けます
🐽指導者賞受賞(PTNAなどのコンクールである賞)
🐽教員免許保持
~Type2 なんとなく凄そうな印象を与えられる経歴~
🐽ヤマハグレード4級以上
🐽今まで○千人を指導
🐽○○に所属
🐽生徒さんコンクール受賞歴
🐽生徒さん音楽大学入学
🐽なんらかの資格保持(リトミックや音楽系)
このType分けは完全に私の主観です。「これはType1だろ!」とか、「別にこれって大したことじゃないじゃん」と思われるかもしれませんが、何に凄いと思うか、価値観を感じるかは人によって違います。ですので正解はありません。必要なのは『へぇこんな経歴の先生なんだ』って思ってもらうことだと思います。実際、妻のピアノ教室のページ別の閲覧数ではトップページの次に閲覧されているのは『講師プロフェール』のページです。習い事をするとき気にするのはレッスン料金より前に講師の方が気になるようです。
~Type3 なんとなく安心感を与えられる経歴~
🐽子育て経験をアピール
🐽子供好きアピール
などの経験
~Type4 差別化できる経歴~
🐽ピアノ科以外を出ています
🐽英語でのレッスンできます
など
実は強みは言い回しによって変わります。
~裏Type いいまわし編~
🐽落ちこぼれだった→自分の経験から出来ない、弾けない子の気持ちが分かり適切に指導できます
ただ、これは相手が良いと思うものを書かなくてはいけないです。『ニーズ』というやつです。
これについてもそのうち記載すると思います。